北畠具教
きたばたけ とものり
伊勢の戦国大名。
北畠家は代々伊勢を統治する国司で、具教は8代当主。
戦国大名化して伊勢を統一。
また隣国の志摩を支配下に置くなど勢力を拡大した。
やがて尾張の織田信長が伊勢に侵攻してくる。
具教はこれと戦ったが、やがてかなわず和睦することになる。
このとき信長の次男・織田信雄が北畠家の養子となっている。
その後も具教は伊勢を統治していたが、信長とは対立を深めた。
やがて信長の放った刺客に襲撃され、謀殺される。
家督は織田信雄が継ぐことになり、北畠家は織田家に簒奪された。
具教は剣豪・塚原卜伝に剣術を学び、「一の太刀」の奥義を伝授された剣豪大名としても有名。
織田家の刺客に襲撃されたときは、19人の敵を斬り倒したという逸話が残る。
なお「一の太刀」がどのような剣技であったかは不明である。
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