弥助

やすけ

もとはモザンビーク出身の黒人で、来日した宣教師ヴァリニャーノの従者であったという。

ヴァリニャーノが織田信長に謁見した際、従者にいたその青年の巨躯と黒い肌に信長は興味を持った。

信長はその肌が墨でも塗ってあるのではないかと疑い、上半身を裸にして洗わせてみたという。

ところが肌はますます黒く艶光して、信長はたいそう驚いたとされる。

ますます青年を気に入った信長はヴァリニャーノから貰い受け、弥助と名付けてどこに行くにも従えるようになったという。


こうして弥助は信長の近習となり、信長に付き従った。

弥助は日本語も少しだけ話すことができたといい、やがて刀や屋敷も与えられたという。

人々は弥助がいずれ武将になるのではと噂したとされる。


本能寺の変の際に、弥助は織田信忠がいた妙覚寺にいたとされる。

信忠は二条新御所へ移って抗戦したが、弥助はそのまま妙覚寺で奮戦していたと伝わる。

やがて明智勢に捕らえられたが、明智光秀は弥助を

「黒奴は人にあらず、罪はない」

として助命し、南蛮寺へ預けさせた。

弥助のその後の消息は不明である。

本能寺の変

弥助は妙覚寺

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